〜 8月13日の花 クルクマ 「キョウオウ(薑黄)」 〜
花言葉 |
忍耐・乙女の香り・因縁・あなたの姿に酔いしれる |
別名 |
ハルザキウコン・キョウオウ・ウコン・ヒドゥン リリー |
科・属名 |
ショウガ科・クルクマ属 |
原産地 |
熱帯アジア・マレーシア熱帯地域原産 |
状態 |
塊茎性・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
クルクマはインド・タイなどの熱帯アジア原産の貯蔵根を形成する球根植物です。クルクマは有名な薬用植物のウコンの仲間で、花の美しい園芸品種のことをクルクマと呼び、近年多くの品種が切り花や鉢花として育種され人気があります。ショウガに似た薄い大きな葉をもち、初夏から秋にかけてピンクや白・赤紫の美しい苞を出します。
観賞するのはこの苞で、花はあまり目立たずこの苞の中にある小さな弁のようなものが本当の花(写真左・右上)で、黄色や青紫・クリーム色などの花を咲かせます。花の期間は短いですが暑い時期でも花もち(苞葉)がよく、数十の苞葉が重なりボリュームも十分で色あせずに残り長く楽しめます。主な開花期は7〜9月で鉢の市販期は5〜10月頃です。画像は「C・ブルームーン(写真左)」、「C・チェリー プリンセス(写真右上)」、「C・ロータス ピンク(写真右2番目)」です。
クルクマ属には約50種ありますが、観賞用として主に栽培されるのは「C・ペティオラタ」と『C・・シャローム「アリスマティフォリア」(写真右下)』です。ペティオラタは高さ30〜40p、淡紫紅色の反り返った苞が穂のようになり、苞の間に黄色の小花が咲きます。シャロームは高さ60〜70pで苞が大きく、美しいローズ色の苞が重なり合っています。もう一方の「ウコン(写真右3番目)」は草丈50〜60cmで、長楕円形の葉は約1mもあり4〜5枚を束生します。花は、夏〜秋にかけて葉束の間から卵形の白い花(苞)を多く付けます。
ウコンの用途は幅広く、根は活性酸素を弱める強い公産か作用があり、肝臓薬などに使用されています。また根茎に大量の黄色の色素が含まれているのでたくあんやカレー粉の着色料(ターメリック)として用いられ、健康飲料の原料としても注目されています。根の乾燥粉末は毛糸や生地の染粉としても使用され、防虫効果もあるとされます。
属名の「クルクマ(Curcuma)」は、アラビア語の『kurkum「クルクン」(黄色)』を意味し、根が黄色いことや染料として使われていたことにちなみます。和名は「ウコン(鬱金)、キョウオウ(薑黄)」で、薑はショウガの意を持ちます。別名「ハルウコン(春鬱金)」、またサフランに似た色から「インディアンサフラン」とも呼ばれます。ちなみに「鬱金色(うこんいろ)」とは、もともとこの根の粉で染めた色からの名前です。英名は「Hidden lily(ヒドゥン リリー)」です。 |
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...........花の栽培.........
熱帯産なので日当たりや湿度を好みます。庭植えでは、水はけのよい肥沃な土に緩効性化成肥料を入れ、株間20pで球根を植えます。花が終わった後は断水して置いておき、養分を吸収させます。夏は乾燥しやすいので水切れに注意し、水はたっぷりと与えます。
霜が降りる11月頃に球根を掘り上げて室内で乾燥保存をします。 |
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