〜 8月14日の花 サボテン(仙人掌) 〜
花言葉 |
偉大・熱情・燃える心・暖かい心・内気・秘めた熱意・風刺 |
別名 |
ハオウジュ・センニンショウ |
科・属名 |
サボテン科エキノプシス属 |
原産地 |
南北アメリカ大陸原産 |
状態 |
多年草・多肉植物 |
...........花のいわれ・特徴.........
サボテンはメキシコを中心に南北アメリカ大陸原産の多肉植物です。オランダ船で長崎に持ちこまれたのが16世紀後半だとされ、明治30年代〜昭和初期には大流行し、日本園芸界の部門の一つとなっています。サボテンとはサボテン科という大きな科を形成する植物群の総称で、植物学上で約2,000種以上(8,000以上とも)あるといいます。
花色は赤・黄・白色などがあり、美しい花を咲かせるサボテンが数多くあります。形もさまざまで柱状や球形、扁円状、綿毛があるもの、釘状の刺やブラシ状の刺をもつものなど変化に富み、西部劇でお馴染みの円柱の形をしたのは「サヴァロ・サボテン」と呼ばれているものです。多くは水分の発散を防ぐため葉をなくし、茎は多肉質で棘や毛があるのが特徴です。サボテンの多くはこの棘をもちますが、棘は外敵から身を守るため、または棘が日光を反射させて温度の上昇を防ぐため、などいろいろな説があります。
昼は40度を越すような過酷な気候の中でもよく育ちます。肥料や水をあまり必要としないサボテンは管理が楽な上よく育つのでインテリアとしても広く親しまれ、また食用としても盛んに利用され、漬物やジャム・ゼリー等に用いられています。草丈は1cm〜4m以上で、出回り時期は周年です。画像は『キンテマリ「金手毬」(写真左)』、『リュウケンマル「竜剣丸」(写真右上)』、『オイラクカン「老楽冠」(写真右2番目)』、『セッコウ「雪晃」(写真右3番目)』、『エイカンマル「英冠丸」(写真右下)』です。
和名は「サボテン(仙人掌)」と書きます。広辞苑によると『石鹸(せっけん)の意のポルトガル語「sabao」と「手」との合成語の転』とあります。当時は樹液を石鹸として使われたことからそのように呼ばれるようになったのではないか、あるいは「三布袋(さんぽてい)が訛ったもので、江戸期以降に付いた名ともされます。
漢名で「センニンショウ(仙人掌)」とも呼ばれ、別名は「ハオウジュ(覇王樹)」です。英名は「Cactus(カクタス)」で、ギリシャ語の『ククトス「kaktos」(刺のある植物)』が由来とされます。ちなみにサボテンが15m成長するのに200年はかかるそうです。 |
|
...........花の栽培.........
サボテンのほとんどが高温で乾燥した砂漠地帯が原産なので、砂が6割ほど入った水はけのよい土で栽培します。水やりが少なくて育てるのに手間がかかりませんが、日光不足では育ちません。
日当たりのよい場所で管理し、肥料は月に1回、固形肥料を株元に少量施します。地植えはもちろん、鉢植えも水のやりすぎは注意が必要で、土の表面が十分に乾いてから与えるようにします。
また寒さに弱いので冬は室内の日なたで管理します。日本の多湿を嫌うので、風通しをよくして、大きくなった株は春、または秋に植え替えをします。 |
|