〜 8月19日の花 ノウゼンカズラ(凌霄花) 〜
花言葉 |
名誉・栄光・名声・華のある人生・女性らしい・華やかな |
別名 |
トランペットフラワー |
科・属名 |
ノウゼンカズラ科・カンプシス(ノウゼンカズラ)属 |
原産地 |
中国・北アフリカ原産 |
状態 |
つる性木本類 |
...........花のいわれ・特徴.........
ノウゼンカズラは中国、北アフリカ原産のつる性落葉低木で、日本には平安時代に渡来したといわれます。つるの長さは10mにもなり、付着根を出して木や柱や壁など近くのものに絡みつき、とても生育旺盛なので他の植物枯らせてしまうこともあります。
樹皮は灰褐色で古くなると縦に細長くはがれます。葉は対生し長さ20〜30pで奇数羽状複葉です。花はラッパ状の橙色で枝先に集まり円錐状になって垂れ下がります。花径6〜7p、色は橙色のほか、近年は別種ですが花冠が小さいアメリカノウゼンカズラとの交雑から赤花やピンク(写真右上)、黄花(写真右3番目)が作出されています。
花の寿命は短くても、夏の暑い時期に絶え間なく美しい花を咲かせるので長く楽しめ、夏の木の花のベストテンに入っていると言われもいて、庭植えとしてよく利用されています。樹高は3〜10m。花期は7〜8月頃で鉢の市販期は6〜8月頃です。
属名の「カンプシス(Campsis)」は、ギリシア語の「kampsis(曲がっている)」の意で、雄しべが弓なりに曲がっていることからといわれます。英名の「Trumpet
flowew(トランペットフラワー)」、「Chinese trumpet creeper(チャイニーズ・トランペット・クリーパー)」、または「Chinese trumpet vine(チャイニーズ・トランペット・バイン)」は、この花の形からつけられたものです。
和名の「ノウゼンカズラ(凌霄葛、凌霄花)」は、漢名の「凌霄(のうせう)」からの日本語読みで「ノウゼン(凌霄、凌霄)」とされ、また「凌霄」は「空をしのぐ」という意で、つるが空高くのぼることからといわれます。
古くは「ノウセウカズラ(乃宇世宇加都良)」と表記されていたことから、凌霄は「ノウセウ」と呼ばれ、転じて「ノウゼン」になったともいわれます。漢方では「リョウショウカ」です。 |
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...........花の栽培.........
日当たりが悪いとつぼみが落ちてしまい、花が咲きません。寒さを嫌うので十分暖かくなってから、腐葉土や堆肥をすき込んで植えつけます。寒冷地では地植えにあまり適しませんが、暖地では特に何もせずに冬越しできます。
開花時期にカラカラに乾くとき以外は水を与える必要はありません。剪定は花後と冬に行い、花後の剪定は軽く枝先を切る程度にし、冬は枝の付け根から3〜4節を残して切り詰めます。3月〜4月に挿し木で殖やします。 |
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