〜 8月21日の花 ハイビスカス(仏桑花・仏桑華) 〜
花言葉 |
しとやかな愛・常に新しい美・繊細な美・新しい恋・優美な美しさ・勇気ある行動 |
別名 |
ブッソウゲ・リュウキュウムクゲ・ゴールデンベル |
科・属名 |
アオイ科・フヨウ(ヒビスクス)属 |
原産地 |
熱帯〜亜熱帯原産 |
状態 |
常緑低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
ハイビスカスはインド洋、太平洋の島々原産のアオイ科の常緑低木で、とくに観賞用に栽培する園芸品種を指します。この属には約250種がありますが、盛んに交配が行われ、現在では3000を超す園芸品種が生まれています。
性質の違いで大きく二つに分けられ、一つは、花は小さく、枝が細かく葉の切れ込みが明瞭で、挿し木で簡単に増やせる「オールドタイプ」と、二つは、ハワイを中心に花の大きさをポイントに改良された「ハワイアン・ハイビスカス」のニュータイプとがあります。日本で栽培されるのは、ほとんどハワイアン・ハイビスカスです。
ハイビスカスの葉は9cmくらいの広卵形で、花は径9〜15p、花柱が長く突き出して葯が先端に集まって付く5弁の大輪で、花は1日しか持ちませんが次つぎとつぼみを付け、秋遅くまで咲き続けます。色は赤・紫紅・ピンク・オレンジ・白・黄のほか、二色のものや八重咲きなどさまざまです。ハイビスカスは南国をイメージさせる夏の代表的な熱帯花木で、ハワイの州花としても有名で、またスーダン、ハイチ、マレーシアの国花でもあります。ハワイでは、パートナーを探しているときはこの花を右耳に飾り、パートナーがいる人は左耳に飾るのが原則だそうです。
用途は広く、中国では古くから食品の色づけをしていましたが、日本でもお茶やゼリー、シャーベットなどに利用されています。本来は高木状ですが、沖縄を除く国内では、高さ50cmほどの鉢物として栽培されています。樹高は20〜300cm。開花期は3〜10月で鉢の市販期は3〜9月頃です。画像は「H・フーシルズ(写真左)」、「H・シルバーメモリー(写真右上)」、「H・アラモアナ(写真右2番目)」、「H・イッティピンティ レッド(写真右3番目)」、「H・ジェネビー(写真右4番目)」、「H・オレンジ フラミンゴ(写真右下)」です。
属名の「ヒビスクス(Hibiscus)」は、エジプトの神「Hibis(ヒビス)」とギリシア語の「Isko(似る)」という意で、大型花に付けられた古いギリシャ名やラテン古名からとされます。現在栽培されている種類の中心となった親木は、中国原産の『ブッソウゲ「仏桑花、仏桑華」(H・ロザ・シネンシス)』で、日本ではこの名前で親しまれています。沖縄では「アカバナー」または「リュウキュウムクゲ(琉球木槿)」とも呼ばれます。
英名の「ハイビスカス(Hibiscus)」は属名を英語読みしたもので、他にも「Rose mallow(ローズ マロー)」、「Giant mallow(ジャイアント マロー)」、または「Chinese haibiscus(チャイニーズ ハイビスカス)」、「China rose(チャイナ ローズ)」などとも呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
高温と強い日光を好みますので、春から秋は戸外で5〜6時間以上の直射日光を当てます。日当たりが悪いと、つぼみが落ちてしまい、花がつきません。
植えるときにマグァンプKを土に混ぜ、あとは6〜10月まで液肥を月に2〜3回か、置き肥えを2ヵ月に1回与えます。根づまりしやすいので、1年に1度春に植え替えをします。 |
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