〜 8月22日の花 トウガラシ(唐辛子) 〜
花言葉 |
旧友・嫉妬・雅味・生命力・悪夢がさめた |
別名 |
カプシカム・チリペッパー・レッドペッパー・グリーンペッパー |
科・属名 |
ナス科・カプシカム(トウガラシ)属 |
原産地 |
中南米原産 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
トウガラシは中南米原産の一年草または多年草です。ペルーなどで古くから栽培され、コロンブスによってスペインに渡ってから世界中に広まりました。日本には、1542年にポルトガル人によって伝わったとされますが、豊臣秀吉の朝鮮出兵時に伝わったという説もあります。
栽培されている品種は青果用と辛味用、香辛料用、観賞用などがあります。どちらも実の色が徐々に変化します。観賞用トウガラシは夏から秋にかけて星形の小さ花(写真右3番目)が咲き、果実の色は赤・橙、黄・紫・緑などがあり、園芸品種によっては淡黄白色から黄・赤紅色に変わるものや、紫から紅色に変わるものもあります。
花が少ない夏に重宝な植物で、初夏〜秋までの長期間楽しめるので、鉢植えや花壇に、切り花として秋のイメージの演出に、またドライフラワーとしてもよく使われます。草丈は40〜60cm。花期は7〜10月で鉢の市販期は7〜9月頃です。画像は『ゴシキキッコウ「五色旭光」(写真左)』、『シエン「紫炎」(写真右上)』です。
属名の「カプシカム、またはカプシクム(Capsicum)」は、ギリシャ語の「kapto(かむ)」という意味で、トウガラシの苦味が舌を刺すような味がすることから。またはギリシャ語の「kapsa(容器・袋)」の意で、房の中が空洞によるためとの説もあります。和名は唐から伝わった辛子の意味から「トウガラシ(唐辛子、唐芥子)」です。ただ「唐」は単に外来を表す意味でも用いられます。
英名はそれぞれの特徴から「Chile pepper(チリ・ペッパー)」「Red pepper(レッド・ペッパー)」「Green pepper(グリーン・ペッパー)」などと呼ばれます。海外では、トウガラシのことを現在も「ペッパー」と呼んでいますが、これはコロンブスがアメリカ大陸から持ち帰ったときに、胡椒と間違えて呼んだことからだそうです。 |
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...........花の栽培.........
植えつけは、十分に暖かくなる4月中旬以降が適期です。通気性がよく腐植の多い土壌を好みますので、赤玉土やバーミキュライトと腐葉土やピートモスを混ぜて植えつけます。
月に1回ほど1000倍に薄めた窒素分の少ない液体肥料を与え、乾燥に弱い性質なので、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。マルチングで乾燥を防ぎ、全部の実が赤く熟したら株を引き抜き、風通しのよい場所につるし、乾燥させます。ダニがつきやすいので注意します。 |
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