〜 8月27日の花 ユウガオ(夕顔・黄昏草) 〜
花言葉 |
はかない恋・夜の思い出・夜・魅惑の人・逆境を克服する力・罪 |
別名 |
タソガレソウ・カンピョウ・ヨルガオ |
科・属名 |
ウリ科・ラゲナリア(ユウガオ)属 |
原産地 |
熱帯アメリカ原産 |
状態 |
つる性一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ユウガオは熱帯アメリカ・熱帯アジア原産のウリ科の一年草です。「源氏物語」や「枕草子」にその名があることから、日本には古くから栽培されていたようです。ヒョウタンはその一変種です。
ユウガオの花弁は基部で分離し、葉は腎臓形で付け根には巻きひげがあります(写真上段中央)。夕方に、花径7〜10cmのアサガオに似た芳香のある大きな白い花を咲かせ、翌朝にはしぼんでしまいます。蔓が長く伸び、生長はとても早くて丈夫な植物です。このユウガオの果肉を帯状にそいで天日乾燥させたものが「カンピョウ(干瓢)」となり、漬物や煮物にも使われます(写真右中央)。蔓の長さは3〜30m。花期は7〜9月頃で鉢の市販期は5〜8月頃です。
同じように夕方に花を開き翌朝にしぼむヨルガオがありますが、こちらはヒルガオ科で明治に入ってから日本に輸入されたので、まったくの別種です。またユウガオはアサガオやヒルガオの仲間と間違えられますが、アサガオはヒルガオ科で、ユウガオはウリ科なので類縁関係はありません。ただし、ヨルガオのことをユウガオと呼ぶこともあります。
属名の「ラゲナリア(Lagenaria)」はギリシア語の「lagenos(フラスコ、瓶)」の意で、ウリのような果実の形からつけられたとされますす。和名は夏の日没頃に白い花が咲き、翌朝にはしぼむことから「ユウガオ(夕顔)」、また夕方に開く花なので「タソガレソウ(黄昏草)」とも呼ばれ、どちらもロマンチックな呼名です。
英名は「Calabash gourd(カラバッシュ ゴード)」、「White flowered gourd(ホワイト フラワード ゴード)」、または 「Bottle gourd(ボトル ガード)」です。 |
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...........花の栽培.........
日当たりや水はけのよい土に、6月頃園芸店に出回るポット苗を入手します。とても丈夫な植物で、生長も早くつるも長く伸びるので、大きめの鉢に植えつけます。チッソ肥料は控えめにし、有機質に富んだところを好みますので、堆肥を十分にすき込んでおきます。
チッソ分の多い肥料を施したり、水を与え過ぎるとつるばかり伸びて花つきが悪くなるので注意が必要です。 |
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