〜 8月28日の花 スグリ(酸塊・房酸塊) 〜
花言葉 |
私はあなたを喜ばせる・予想・あなたに嫌われたら私は死にます・真の幸福・期待・後悔 |
別名 |
グーズベリー・フサスグリ・マルスグリ・アカスグリ・アカフサスグリ |
科・属名 |
ユキノシタ科・リベス(スグリ)属 |
原産地 |
日本・西ヨーロッパ原産 |
状態 |
落葉低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
スグリは西ヨーロッパ原産の落葉低木で、日本には明治元年に輸入されました。スグリはユキノシタ科スグリ属数種の総称で、房状にならないグーズベリー(スグリ属)と、房状に付く房酸塊(フサスグリ属)とに大別されています。
『グーズベリー「セイヨウスグリ」(写真左と右2番目)』は、ヨーロッパやユーラシアに自生する、マルスグリの栽培品種です。高さ1〜3mほどの落葉低木で、丸みを帯びた葉と枝には鋭いトゲをたくさん付けます。萼は反り返り、5〜6月に白色の5弁の花を1〜2個ほど垂れ下げて咲かせ、実は夏に淡緑褐色に熟します。収穫期は7〜8月で鉢の市販期は6〜8月頃です。
日本にも「ヤブサンザシ」、「エゾスグリ」、「コマガタケスグリ」など8種が自生していますが、主に栽培されている「フサスグリ「房酸塊」(写真右上)』は、「レッドカラント(赤酸塊)」と『ブラックカラント「黒酸塊」(写真右下)と花(写真右3番目)』に分けられ、トゲはありません。高さ1m、萼は反り返り、4〜5月に淡黄緑色の釣鐘形の小花を垂れ下げて咲かせます。実は熟すとルビーのようなつやのある赤色になり、花よりもこの実を観賞用とし、庭植えや鉢植えにされます。
果実はともに球形の半透明の液果で、酸味が強くビタミンCを多く含みます。生のままでも食べられますが、主に果実酒にやジャムの加工品として、またゼリーやケーキのソースとして利用されます。グミとよく似ていますが、グミは表面に粉が吹いたような葉と実が1個ずつ付き、房のようにはなりません。出回り時期は6〜7月頃です。
属名の「リベス(Ribes)」はアラビア語の「ribas(酸味)」で、和名の「スグリ(酸塊)」も共に果実の酸味に由来します。名前の「Gooseberry(グーズベリー)」はガチョウの液果という意です。英名は「Red currant(レッド カラント、カーラントとも)」、または「Black currant(ブラック カラント) 」です。 |
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...........花の栽培.........
西日の当らない涼しい場所で、堆肥に油かすなどを混ぜた有機質の肥料を施し植えつけます。耐寒性があるので暖地でも比較的育てやすいのですが、寒さに強い反面暑さに弱いので、夏は明るい日陰で管理し、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
剪定は、込み合った枝や弱い枝を間引く程度にし、実の付いた枝は冬には切り落とし、新しい枝に更新させます。 |
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