〜 8月31日の花 ゲッカビジン(月下美人) 〜
花言葉 |
ただ一度だけ会いたくて・デリカシー・真実の時・あでやかな人・はかない美・快楽・繊細 |
別名 |
エピフィルム |
科・属名 |
サボテン科・エピフィルム属 |
原産地 |
メキシコ〜ブラジル原産 |
状態 |
サボテン類 |
...........花のいわれ・特徴.........
ゲッカビジンはメキシコから中南米・ブラジル原産のクジャクサボテン類の一種で、主に高温多湿の森やジャングルなどに自生しています。1年に1度(まれに2度)、たった一夜だけ月光の下で花びらが幾重にも重なって幻想的な白い美しい花を咲かせます。
花は夏から秋にかけて夜の8時か9時頃に開きます。花筒が細長く、花径は15〜25pほどで絹糸のような繊細な雄しべが数多くあらわれ、すばらしい芳香を放ちます。そして2〜3時間ほど咲くと夜明けを待たずにしぼんでしまいます。正に「美人薄命」の如しです。
成長すると高さ2m、ときには3mにもなるといいます。気温が低ければ翌朝まで咲くこともあるそうです。開花期は6〜10月で鉢の市販期は通年です。
属名の「エピフィルム、またはエピフィラム(Epiphyllum)」は、ギリシア語の「epi(上)」と「phyllon(葉)」を意味し、花が葉の上についているように見えることにちなみます。名前の「ゲッカビジン(月下美人)」は夜に咲き、翌朝しぼむその神秘的な様子を形容したことからといわれます。
由来は、昭和天皇が台湾を訪問されたときにこの花の名を尋ねられ、当時の台湾大使であった田氏が、とっさに「月下の美人」と答えたことからとされます。英名は「Dutchman's
pipe cactus(ダッチマンズ パイプ カクタス)」です。 |
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...........花の栽培.........
ゲッカビジンはサボテンの仲間ですが、乾燥や低温に弱く育てにくい種類です。寒さに弱いので冬は室内で管理します。乾燥気味の土に緩効性肥料を施し、水やりは表面の土が乾いてから一日待ってから与えます。
つぼみが2pほどになった頃から9月頃まで、1000倍に薄めた液体肥料を、月に2回与えます。繁殖は挿し木でしますが簡単に根づきます。5〜7月または8〜9月に、切り口を1週間くらい乾燥させてから挿します。 |
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