〜 9月3日の花 ハマギク(浜菊) 〜
花言葉 |
友愛・逆境に立ち向かう・単純な美 |
別名 |
ニッポンクリサンセマム・ニッポンデージー・フキアゲギク |
科・属名 |
キク科・クリサンセマム=ニッポナンテムム(キク)属 |
原産地 |
日本原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ハマギクは日本原産の耐寒性の多年草で、関東から本州北部の太平洋岸の海辺の砂地に自生し、江戸時代にはすでに栽培が行われていました。茎は木質で、春にへら形で鋸葉の多肉の葉をつけ、光沢のある縁には波状の鋸歯(写真右上)があります。
秋に、太い茎の先に6〜8pほどの純白の花をつけ、その後3o前後の冠毛のある果実をつけます。清楚で美しく、野菊では最も大形の花をつけ、丈夫でほとんど手がかからないため、よく秋の花壇や鉢植えに使われています。
このハマギクとフランスギクを交配して出来たのがシャスターデージーで、現在では各地で野生化しています。また同種にハマギクより小さな花で、幅の広い葉をもつコハマギク(写真右中央)があります。草丈は30〜80p。開花期は9〜11月で鉢の市販期は9〜11月、苗は4月と10月頃です。
属名の「クリサンセマム(Chrysanthemum)」はギリシア語の「chrysos(黄金色)」と「 anthemon(花)」 という意です。クリサンセマム属を細分して、日本特産の一属一種のハマギク属とする場合もあります。
和名のハマギクは、海岸の崖の割れ目などに生えるため「ハマギク(浜菊)」。別名は「フキアゲギク(吹上菊)」、または「ニッポンクリサンセマム」です。英名は「ニッポン デージー(Nippon daisy)」です。 |
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...........花の栽培.........
日当たりと水はけのよい場所を選び20p間隔で植えつけます。水は土の表面が乾いたのを確認してからたっぷりと与え、緩効性化成肥料を少なめに施します。
咲き終わった花は花茎の根元から切り取りますが、暖かい地方では冬でも枯れないので、花が全部咲き終わったら短く刈り込んでおきます。寒い地方では地上部が枯れてなくなりますが、根は生きているので時々水を与えるのを忘れないようにします。
挿し芽は新芽の伸びた先を5pほどの長さに切り、赤玉土に挿します。3月下旬に株分けで殖やすこともできます。 |
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