〜 9月4日の花 ダチュラ( エンゼルス トランペット)〜
花言葉 |
偽りの魅力・夢の中・あなたを酔わせる・遠くから私を思って・愛敬 |
別名 |
エンゼルストランペット・チョウセンアサガオ・キチガイナスビ |
科・属名 |
ナス科・ダチュラ属 |
原産地 |
インド・熱帯アジア・アメリカ原産 |
状態 |
常緑低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
ダチュラはインド、熱帯アジア、アメリカ原産の一年草・多年草です。大きく分けると、一年草タイプで花が小形で上向きに咲く、草本性の『チョウセンアサガオ「ダチュラ」(Datura)』と、多年草タイプで花が下向きに咲く木本性の『キダチチョウセンアサガオ「ブルグマンシア」(Brugmansia)』があります。
一般にダチュラというとキダチチョウセンアサガオを指すようです。キダチチョウセンアサガオは、先がとがった葉で大きな切れ込みがあり、ゆるやかに広げた枝に長さ15〜17pほどの大きなラッパ形の花をいくつも咲かせます。色は白が主ですが、他にオレンジ・クリーム・黄・紫・ピンクなどがあります。
花は昼間はしぼみ加減で夕刻には大きく開いて強い芳香を放ち、その垂れ下がった姿はとてもインパクトがあります。数輪の花が咲き終わると新梢を伸ばして新たなつぼみを付け、これを降霜時まで繰り返します。とても強健で、関東地方では落葉しても戸外でも越冬します。樹高は1〜5m。主な開花期は6〜9月頃、鉢の市販期は5〜6月で苗は5〜10月頃です。
ダチュラは全草に幻覚性のアルカロイドを含む有毒植物で、とくに種子(写真右2番目)は含有量が多く古くから薬用植物として利用されてきました。日本でも江戸時代に薬用として栽培され、華岡青洲が、日本初の乳がん手術の麻酔薬として使用したことはよく知るところです。一年草、多年草ともに有毒植物ですので、茎や葉の汁液も含めて目や口には入らないよう注意が必要です。画像は「D・エクアドル ピンク(写真右上)」、「D・ヴァーシカラー(写真右3番目)」です。
英名はこの独特の花形から『Angel's trumpet「エンゼルス トランペット」(天使のトランペット)』です。別名は「キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)」、「チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)」、「マンダラゲ(曼陀羅華)」、また毒性が強いため「キチガイナスビ」とも呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
日当たり水はけのよいところで育て、夏はたっぷりと水やりをします。水切れをするとせっかくのつぼみが落ちてしまいます。肥料は緩効性の肥料を2ヵ月に1回施します。耐寒性がないので、晩秋に30pほど切り戻しておきます。
暖かい地方では屋外で冬を越すことができますが、そのほかは庭植えのものは鉢に植え替えて冬を越します。また茎や葉には毒性があるので、口や目に入らないように注意をはらう必要があります。 |
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