〜 9月12日の花 ブータンマツリ(瑠璃茉莉擬き) 〜
花言葉 |
いたずら心・ひそかな情熱 |
別名 |
ケラトスティグマ・ルリマツリモドキ・セラトスティグマ |
科・属名 |
イソマツ科・ケラトスティグマ属 |
原産地 |
アフリカ北東部・ヒマラヤ地方・チベット・中国原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ブータンマツリはブータンをはじめ、ヒマラヤ・エチオピア・中国の原産の耐寒性多年草です。主に出回るのは、明治の末に日本に輸入された中国原産の「C・プルンバギノイデス(ルリマツリモドキ)」と、ヒマラヤ原産の「C・グリフィシー(ブータンルリマツリ)」で、何本もの枝を出して繁ります。
花はプルンバーゴに似た形で、夏から秋にかけて虹色に帯びた茎の先に、径1cmほどの美しい瑠璃色の花を次々に咲かせ、赤茶色の萼との対比が個性的です。深い緑色の葉は濃赤色に縁取られ、晩秋には紅葉し、赤味がかってさらに美しくなります。
ルリマツリに比べると耐寒性があるので、地上部が枯れても春にはまた芽をだして花を咲かせますが、寒冷地では落葉宿根草として扱うこともあります。繁殖力はとても旺盛で、横に這うように伸びるのでハンギングバスケットによく利用されます。草丈は30〜60cm。開花期は6〜10月、鉢の市販期は5〜10月頃です。
属名の「ケラトスティグマ、またはセラトスティグマ(Ceratostigma)」は、ギリシャ語の「keras(角)」と「stigma(柱頭)」で、雄しべの先にある柱頭の形によるとされます。名前は、ブータンの地名と同じイソマツ科にあるルリマツリに似ているため『ブータンマツリ「ブータン茉莉、ブータン瑠璃茉莉(C. griffithii)」』、または『ルリマツリモドキ「瑠璃茉莉擬き(C. willmottianum)」』と呼ばれます。
瑠璃とは紫色を帯びた紺色のことです。英名は「Ceratostigma(ケラストティグマ)」です。 |
|
...........花の栽培.........
日当たりと水はけのよい場所なら、特に土質は選ばず丈夫に育ちます。5月下旬から10月下旬までは、緩効性肥料を2ヵ月1回、少なめに株の周りに施します。水は表土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
暑さにも強いのですが、夏は西日の当たらない涼しい場所に移すのがおすすめです。花が咲き終わったら、花茎の根元から切り取ります。
冬、寒さや霜にあたると、枝が枯れ込むことがあります。しかし根は生きているので、春になってから枯れた枝を切り取っておきます。 |
|