〜 9月14日の花 アゲラタム(霍香薊) 〜
花言葉 |
信頼・安楽・幸せを得る・独立・永久の美・私を信じてあなたの答えを待つ・安心感 |
別名 |
カッコウアザミ・アゲラツム・オオカッコウアザミ・メキシカンアゲラタム・ムラサキカッコウアザミ |
科・属名 |
キク科・アゲラタム(カッコウアザミ)属 |
原産地 |
中南米原産 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
アゲラタム(またはアゲラツム)はメキシコやペルー原産の亜低木状の多年草で、同属の植物は約60種分布されています。日本に輸入されたのは明治の中頃です。原産地では茎が木のように堅い宿根草ですが、寒さに弱く、日本では冬に枯れてしまうので一年草として育てられます。
現在「アゲラタム(カッコウアザミ)」の栽培は少なく、よく流通しているのは「A・ヒューストニアナム」、または「A・ホウストニアヌム(オオカッコウアザミ)」とその園芸品種です。澄んだ青い花色が美しく、枝分かれした茎先にアザミに似た小さい花がこんもりと密集し、5月頃から咲きはじめ、霜が降りるまで絶えまなく咲き続けます。花色はこの基本の青紫ですが、園芸品種には赤紫やピンク・白などがあります。
花をよく見ると、舌状花がなく筒状花(花の中心に見える花)で、糸を束ねたような独特の形(写真右2番目)をしています。矮性品種は草丈15〜20pで、株を覆うように開花するので花壇や鉢花として、また高性の品種は花壇の後方や切り花として利用されています。草丈は15〜60p。開花期は5〜11月頃で苗の市販期は4〜9月頃です。画像は「A・ブルー ハワイ(写真左)」、「A・ホワイト ハワイ(写真右2番目)」、「A・シェル ピンク ハワイ(写真右3番目)」です。
属名の「アゲラタム(Ageratum)」は、ギリシャ語の「ageratos(古くならない、年をとらない、不老長寿)」という意味を持ち、この花の花期の長さや花の色があせないことからといわれます。和名の「カッコウアザミ(霍香薊・郭公薊・勝紅薊)」は、カッコウ「霍香」と呼ばれるシソ科の薬草であるカワミドリの葉の香り、あるいは葉姿が鳥の霍香に似てアザミに似た花を咲かせるからといわれます。
英名は花の特徴から「Floss flower(フロス フラワー)」、「Pussy foot(プッシー フート)」と呼ばれます。別名は「オオカッコウアザミ(大霍香薊)」、「ムラサキカッコウアザミ(紫霍香薊)」、または「メキシカンアゲラタム」とも呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
光線不足だと花つきが悪くなるので、水はけと日当たりがよく、肥沃な土なら栽培は容易です。肥料は緩効性肥料を2ヵ月に1回少なめに施し、水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
次の花が咲きやすいように、花が終わったらこまめに花がら摘みを行います。7月頃に、土から15pあたりのところを切り詰めると、秋も形よくまとまり、花が咲きます。 |
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