〜 9月15日の花 センニチコウ(千日紅) 〜
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センニチコウ(濃紫) ローズネオン |
キバナセンニチコウ |
センニチコウ(淡紅・紅紫) |
花言葉 |
変わらぬ愛情・永遠の恋・不朽・不滅・安全・永遠の命 |
別名 |
センニチソウ・ダンゴバナ・ダルマソウ・センニチボウズ・ゴンフレナ |
科・属名 |
ヒユ科・ゴンフレナ(センニチコウ)属 |
原産地 |
熱帯アメリカ・アジア原産 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
センニチコウは熱帯アメリカ、アジア原産の非耐寒性一年草で、日本には江戸時代中期に渡来しました。センニチコウの仲間は百種以上が知られていますが、主に栽培されているのは、高性と矮性種がある『G・グロボーサ「globosa」(センニチコウ)』(写真右下)と、やや大型の花を付ける『G・ハーゲアナ「hageana」(キバナセンニチコウ)』(写真左)で、日本では昔から仏花として扱われていました。
センニチコウの草丈15〜50p、球状の頭花が細い茎先に付く姿が可愛らしい花で、その茎の先に、ピンクや白・紅紫・淡紅色の花を1〜2個付けます。写真左は白のセンニチコウです。キバナセンニチコウ(アメリカセンニチコウ)の草丈は60〜70p、一株に着く花数はあまり多くなく、花色は黄橙や赤でやや大型です。
どちらも花に見える部分は苞葉(花芽を保護する葉の一種)の集合体で、苞葉の間から筒状についた雄しべがのぞいています。苞葉は珪酸分を含んでいてかさかさした質感をもち、乾燥しても色が褪せないのでドライフラワーとして盛んに利用され、また夏花壇やコンテナとしても利用されています。花期は7〜11月頃、鉢の市販期は6〜7月で苗は4〜7月頃です。画像は「G・グリム(写真右上)」、「G・グロボーサ バディ レッド(写真右3番目)」です。
属名の「ゴンフレナ(Gomphrena)」は、ギリシャ語の「gomphrena(ケイトウの一種)」に因んだものとされます。和名は、乾燥しても色が変わらず、百日花を咲かせるサルスベリ(百日紅)よりも長く咲く(実際は苞葉が色を保っている)ことから「センニチコウ(千日紅)」と名づけられました。
別名はこの花姿から「センニチソウ(千日草)」、または「ダンゴバナ(団子花)」、「センニチボウズ(千日坊主)」と呼ばれます。英名は丸い葉鶏頭という意で、「グローブ・アマランス(Globe amaranth )」です。 |
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...........花の栽培.........
暑さに強く日光を好むので、日当たりと風通しのよい場所で育てます。タネのまきどきは4月下旬から5月で、培養土を入れた容器にタネが重ならないようにまき、乾燥しないように毎日水やりをします。本葉が4〜6枚になったら元肥を施し、15〜30p間隔で定植します。
葉を食い荒らすヨウトムシの被害が出やすいので、タネまき直後から粒状防虫剤での予防をします。鉢で購入した場合は、1度緩効性肥料を施しますが、肥料が多いと葉ばかりが繁るので、あとは与えません。 |
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