〜 9月19日の花 ユーチャリス(アマゾン百合) 〜
花言葉 |
清らかな心・気品・純な愛情・清々しい日々 |
別名 |
アマゾンリリー・アマゾンユリ・ギボウシズイセン・ユーチャリスリリー |
科・属名 |
ヒガンバナ科・ユーチャリス(エウカリス)属 |
原産地 |
コロンビア(アンデス山地)原産 |
状態 |
球根植物 |
...........花のいわれ・特徴.........
ユーチャリスは南アメリカ、アンデス山脈原産の常緑性球根植物で、ガテマラ〜ボリビアにかけて16種自生しています。代表原種は「アマゾニカ(amazonica)」で、また自然交雑種で香りのある白花の「グランディフロラ(grandigflora)」があります。
花長く伸びた花茎の先にスイセンのような花をうつむき気味に咲かせます。径は8〜10p、付け根部分が筒状で下向きに湾曲して付き、上部が裂けて開花し、中央部の雄しべの付け根が広くなってつながり、王冠のような芯(写真右2番目)があります。葉は卵形で幅12〜15cm、大きく艶があり1茎に2〜4枚付けます。
わずかに緑を帯びた純白の花は上品で清楚な感じがあり、爽やかな芳香があります。そのため、新婦の美しさを表す花という意味で、よくブライダルフラワーとして利用され、また切り花としても使用されています。寒さにはとても弱く、柔らかい光を好むので日中は室内のレースカーテン越しに置いておけば、四季咲き性なので常に花を咲かせてくれます。ただ流通量が低いので価格も高価となっています。草丈は40〜60cm。主な開花期は8〜翌2月頃、鉢の市販期は9〜翌2月頃です。
属名の「ユーチャリス、エウカリス(Eucharis)」は、ギリシャ語の『eu「エウ」(よい)』と『charis「チャリス」(引きつける)』からなり「たいへん人目を引く」という意で、白い花の美しさによるとされます。和名はアンデスの高山地帯に原産することから「アマゾンリリー(アマゾン百合)」と呼ばれます。
またギボウシに似た葉の間からスイセンのような花を下向きに咲かせるので、「ギボウシズイセン(擬宝珠水仙)」という別名もあります。英名も「Amazon lily(アマゾンリリー)」、または「Eucharist lily(ユーチャリス リリー)」と呼ばれます。リリーと呼ばれていますがユリではありません。 |
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...........花の栽培.........
暑さが苦手なので、春から秋にかけては戸外の半日陰に置きます。植えつけ時は腐葉土を多めに入れ、緩効性肥料を施します。
低温に弱く10℃以下になると越冬できず、9月を過ぎたら室内に入れ、10℃以上に保ちます。耐寒性がないので一般には温室用の鉢とされています。 |
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