〜 9月27日の花 アシダンセラ (匂いグラジオラス) 〜
花言葉 |
純粋な愛・豊かな気品 |
別名 |
アキダンテラ・ピーコックオーキッド・アビシニアグラジオラス・ニオイグラジオラス |
科・属名 |
アヤメ科・グラジオラス「旧アシダンテラ(アシダンセラ)」属 |
原産地 |
熱帯〜南アフリカ原産 |
状態 |
球根植物 |
...........花のいわれ・特徴.........
アシダンセラは熱帯アフリカ〜南アフリカ原産の球茎の球根植物です。星形のグラジオラスによく似た花で、長く伸ばした花茎に6枚の花びらを付け、涼しげな花を横向きに咲かせます。
草丈50cmの「バイカラー、またはビコロル」(bicolor)』と、草丈90pの『ムリエラエ「またはムリエレー」(murielae)』と、両種の交配種を含め、アシダンセラ属には30種あまりあります。
このムリエラエの基本種とされる「A・バイカラー」は花数が多く、花色は乳白色で斑が暗褐色です。花材として多く使用されるのは、基本種より大形の「A・ムリエラエ」で、花径10p、中心部に紫褐色の斑紋が入り、クリームがかった白い花を穂のように付け、微かな上品な香りを漂わせます。勢いよく伸びた剣のような葉と清楚な花姿に魅力があります。園芸品種には「ツワネンブルク」があり、夏咲きグラジオラスとの属間雑種にはグラダンセラ「ラッキースター」があります。
アシダンセラは、いずれも清楚な趣の花形やまっすぐ伸びた葉の勢いに魅力があり、切り花や花材として用いられています。草丈は60〜90cm。開花期は9〜10月頃で鉢の市販期は8〜9月頃です。
名前の『アシダンセラ、「またはアシダンテラ、アキダンテラ(Acidanthera)」』は、花弁の先端がとがっていることからギリシャ語で「とがった葯」という意にちなみます。別名は、草姿がグラジオラスに似て花に香りがあることから「ニオイグラジオラス」です。英名は「Peacock orchid(ピーコック オーキッド)」、「Abyssinian gladiolus(アビシニア グラジオラス)」です。(写真はいずれもフォト蔵様より) |
|
...........花の栽培.........
日照が不足すると花が咲きませんので、日当たりのよい場所に置き、表土が乾いたらたっぷりと水やりします。球根の植え付けは、暖かくなった5月頃で、植えつけ時にチッ素分の少ない肥料を施します。
花後は1000倍に薄めた液体肥料を1〜2回施します。梅雨時は雨を避けて軒下などに置きます。耐寒性が劣るので、地上部が枯れてきたら球根は早めに掘り上げ、乾燥させて室内で貯蔵します。 |
|