〜 9月28日の花 ダンギク(段菊) 〜
花言葉 |
忘れ得ぬ思い・悩み |
別名 |
ランギク・カリオプテリス |
科・属名 |
クマツヅラ(シソ)科・カリオプテリス(カリガネソウ)属 |
原産地 |
中国・台湾・日本原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
ダンギクは日本・中国・台湾原産の半耐寒性の多年草です。日本の九州西部や対馬に自生するのは「C・インカナ」で、切り花として流通するのは園芸栽培されたものです。ダンギクと名前がついていますがキクの仲間ではありません。
柔毛が生えた茎や葉は灰緑色でよい香りを放ち、卵形の葉は長さ3〜8cm、粗い鋸歯(写真右2番目)があります。初夏から秋にかけて小さな青紫色の花が茎の周りに層になって、段状に開花します。花色は青紫色が一般的ですが、ピンクや白もあります。
交配種の「クランドネンシス」は葉が細く繊細で、紫色の花をまばらにつけ、「ハナシキブ(花式部)」の名で出回っています。野草の趣のある花なので洋風にも和風にも利用でき、花壇に郡植したり鉢植えや生け花・茶花としても使用されます。草丈は60〜70cm。開花期は9〜10月で鉢の市販期は9〜10月、苗は3〜5月頃です。
属名の「カリオプテリス(Caryopteris)」は、ギリシャ語の「karyon(堅果)」と「pteryx(翼)」の意で、翼のある果実によるとされます。和名は、葉が菊に似て、紫色の花が段に重なって咲くことから「ダンギク(段菊)」、または「ランギク(蘭菊)」とも呼ばれます。漢名は「ランコウソウ(蘭香草)」です。
別名は学名にもとずく「Caryopteris(カリオプテリス)」で、英名は「Blue spirea(ブルー スパイリア)」、「Bluebeard(ブルーベアード、またはブルービアド)」です。 |
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...........花の栽培.........
日当たり水はけのよい場所なら、庭植えも鉢植えもよく育ちます。丈夫な宿根草で病虫害の害もほとんどありません。半日陰でも育ちますが、花数が少なくなり、ひょろひょろと徒長し倒れやすくなります。
タネまきは4月以降に行い、本葉4〜5枚の頃に、排水のよい肥沃な土壌に、株間15〜18pで植えつけます。表土が乾いたら充分に水やりをします。
花がすべて咲き終わったら、葉のあるところで茎を切り取り、緩効性肥料を少なめに施します。増殖は3〜4月の植え替え時に株分けをするか、挿し芽でも簡単に根付きます。 |
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