〜 9月30日の花 トルコギキョウ(トルコ桔梗) 〜
花言葉 |
よい語らい・優美・希望・深い思いやり・変わらぬ美・明るい希望・華麗なヒロイン・ゆうべの出会い |
別名 |
ユーストマ・リシアンサス |
科・属名 |
リンドウ科・ユーストマ(トルコギキョウ)属 |
原産地 |
北アメリカ南部・メキシコ原産 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
トルコギキョウは北米のテキサス・ネブラスカ・コロラド地方の一年草・二年草で、日本には昭和の初め(1935年頃)に渡来しました。涼しい気候を好む性質から雨の多い日本では根腐れを起こしやすく、一般にはあまり栽培されず、切り花として普及した花色は紫一色でした。
昭和40年以降、野生種を元に改良に改良が重ねられ、500を超える品種の7割は日本の品種が占め、現在では一億数千万本という、バラやキク、カーネーション等に次ぐ7位の生産量となっています。花は白い花に紫の縁どり(写真右上)や白と淡紫の覆輪、淡〜濃紫、白、淡〜濃ピンクなどの単色および、一重や、バラのような八重咲き(写真上段右)、半八重咲きなどの豪華な花が育成されました。
花径は6〜9pの大きな釣り鐘形の美しい花で、ゆったりと重なり合いキキョウのように上向きに咲きます。灰緑色のとがった肉厚の葉は長楕円形〜卵形で対生します。最近は気温の高い夏でも花もちがよく、よく分枝する矮性品種も出回り、初夏から秋の花材としてプランターや鉢植えに利用されています。草丈は60cm〜1.2m。出回り時期はほぼ周年ですが、主な開花期は5〜10月で鉢の市販期は4〜10月、苗は9〜6月頃です。
画像は「E・ブライダル ピンク(写真左)」、「E・ツクシノハゴロモ(写真右2番目)」、「E・ホクトセイ(写真右上)」、「E・ラ フォリア(写真右3番目)」、「E・アンバー グリーンリップ(写真右下)」です。
属名の「ユーストマ、またはエウストマ(Eustoma)」は、ギリシア語の「eu(良い)」と「stoma(口)」という意で、美しい花形から名づけられたとされます。英名は『Prairie
gentian「プレーリー・ゲンティアン(大草原のリンドウ)」』。または「Texas bluebell(テキサス ブルーベル)」です。
和名は「トルコギキョウ(トルコ桔梗)」です。その謂れは、花の開いた形がトルコ人のターバンに似ているからという説や、地中海の海の色から、あるいはトルコ石に似ているから、との多くの説があります。このトルコキキョウの名前ですが、トルコ原産でもなく、リンドウ科の植物であってキキョウ科でもありません。別名は学名から「Eustoma(ユーストマ)」。また旧学名の「リシアンサス」とも呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
開花期に茎の間伸びしていないつぼみの鉢を購入し、日当たり通風のよい場所に置いて管理します。花弁が薄いので、雨の当たらないベランダなどが適しています。用土の過湿は根腐れを起こすので、表土が乾いたらたっぷりと与えます。
株を疲れさせずにこまめに花がら摘みをします。花後は2〜3節残して切り戻し、追肥をすると秋になって再び伸びてくる枝に花をつけます。 |
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