〜 11月11日の花 エラチオールベゴニア 〜
花言葉 |
愛の告白・親切・高貴 |
別名 |
リーガース ベゴニア |
科・属名 |
シュウカイドウ科・ベゴニア属 |
原産地 |
熱帯・亜熱帯地方原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
エラチオールベゴニアはソコトラ島、南米原産の多年草です。ベゴニア属は多く見積もれば約2000種あるとされます。栽培種は株の形態に分けると、「木立ベゴニア」、「根茎ベゴニア」、「球根ベゴニア」の3つに大別されます。
園芸種もとても多く、代表種としては、冬咲きの「クリスマスベゴニア(B.ケイマンタ)」、葉色や模様が美しい「レックスベゴニア(B.レックス)」比較的寒さに強い「シュウカイドウ(B.エバンシアナ)」、そしてこの「エラチオールベゴニア(B.ヒエマリス)」があります。
エラチオールベゴニアは19世紀後半にイギリスで初期の「球根ベゴニア」と、冬咲きの「根茎性ベゴニア(ベゴニア・ソコトラーナ)」を交配して誕生した園芸種で、1909年に「背の高い」という意のラテン語である「エラチオール」という名前が付けられました。茎が立ち上がる種類で、球根ベゴニアの美しさと四季咲きベゴニアの性質を合わせもっています。
径5〜10cmほどの花は、ひと株でも山盛りに花がつくのでとても華やかで、新品種も毎年のように作出されています。色はピンク、白、赤、黄色・オレンジと鮮明で、豊富な色彩と一重や半八重、八重咲きがあります。四季咲き性が強くて小形で花つきがよいので、鉢花として周年店頭に出回り、とくにクリスマス時期の代表的な鉢花として人気があります。草丈は10〜40cm。主な開花期は9月〜翌6月頃です。
属名の「ベゴニア(Begonia)」は、フランス領のアンティル諸島の総督で植物採集者である「Michel Begon(ミシェル・ベゴン)」の名にちなみます。別名の『リーガース ベゴニア「リーガル ベゴニア」(Rieger begonia)』は、1955年に旧西ドイツの育種家、「Otto Rieger(オットー リーガー)」氏が育成した品種群が広く普及したことからそう呼ばれています。これらはエラチオールベゴニアをもとにつくりだされた花で、現在では、このエラチオールベゴニアにまとめられています。
英名は「Elatior begonia(エラチオール ベゴニア)」です。秋から冬にかけて開花するため「冬咲きベゴニア」とも呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
冬の寒さを嫌い耐陰性が強いのが特徴で、室内向きの鉢花といえます。冬なら室内の窓辺に置き、最低でも10℃に保ちます。レースのカーテン越しに日に当て、春と秋は戸外で50%ほど、夏は70〜80%の遮光をします。夏は雨が当たらず、風通しのよい場所で管理します。
乾燥には弱いので水やりはこまめに与え、できるだけ空中湿度を高めてあげます。1000倍に薄めた液体肥料を、1週間に1回与えます。 |
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