〜 12月23日の花 エリカ クリスマスパレード 〜
花言葉 |
博愛・幸運・孤独・心地よい・謙遜 |
別名 |
エリカ ヒエマリス |
科・属名 |
ツツジ科・エリカ属 |
原産地 |
南アフリカ原産 |
状態 |
常緑低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
エリカ・クリスマスパレードは南アフリカ原産での常緑低木です。荒地に自生するこの仲間は荒野を意味する「ヒース(Heath)」という名でまとめられ、その最も大きなグループがエリカ属です。日本には大正時代に多くの種類が輸入され、種類や品種によって春咲き、夏咲き、冬咲き不定期咲きがあり、ほとんど周年店頭に並んでいます。
交雑品種のクリスマスパレードは冬咲きで、長さ約3p、淡い紅色の細長い筒状花を咲かせます。その名の通りクリスマスの頃に花を咲かせ、鉢植えや寄せ植えの素材として冬を鮮やかに彩り、ジャノメエリカ同様人気の高い花です。葉の柔らかい春に芽を摘んで布団の綿代わりにしたり、乾燥させた草はほうきとして、また染料としても用いられるそうです。樹高は30〜100cm。花期は12〜翌4月で鉢の市販期は10〜翌1月頃です。
属名の「エリカ(Erica)」はギリシャ語の「ereike(裂ける)」に由来し、この植物に胆石を砕く薬効があるから、またはギリシャ語の「erion(軟毛)」意で、この植物に軟毛のある種類が多くあることからともされます。名前は、クリスマスにあわせての出荷と、ピンクの花が枝に列をなして次々と並んで咲く様子がパレードを思わせるため「クリスマスパレード」とされます。
エリカはもともと吹きさらしの荒れた土地に群生する植物で、ヨーロッパでは「ヒースランド」と呼ばれ、近縁種のカルーナとともに荒野を形成し、イングランドやスコットランドを代表する景色として有名です。人々の郷愁を誘う風景であるためか、よく小説や詩の舞台に登場しています。英名は、エリカがこの荒野に多くあることから「Heath(ヒース)」と呼ばれます。エリカにまつわる「エピソードと謂れ」はジャノメエリカに掲載しています。 |
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...........花の栽培.........
日当たり水はけのよい環境を好み、高温多湿を苦手とします。秋から春はできるだけ日に当て、関東南部以西なら、鉢を「夜間だけ室内に取り込めば、開花が楽しめます。開花中の水切れは致命的なので、冬の間は水を切らないように注意します。
また梅雨から盛夏は雨がかからない場所に移動させ、30%の遮光を施します。基本的に移植を嫌うので、2年に1度の花後に、水はけのよい弱酸性土に植え替えを行い、同時に半分ほど切り戻します。 |
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