〜 1月11日の花 マンリョウ(万両) 〜
花言葉 |
徳のある人・寿ぎ(ことほぎ) ・金満家・財産・慶祝 |
別名 |
ヤブタチバナ・コーラルベリー |
科・属名 |
ヤブコウジ科・ヤブコウジ(アルディシア)属 |
原産地 |
日本・アジア東南部原産 |
状態 |
常緑低木 |
...........花言葉の伝説と由来・特徴.........
マンリョウは日本の関東以西の本州〜九州、朝鮮半島、中国、台湾、インド原産の常緑低木です。江戸時代から盛んに栽培され、寒い冬に赤い実をたわわに付け、花の少ない冬に彩りを添えてくれます。葉は楕円形で縁はギザギザとなっていて濃緑のつやがあり、葉が縮れるものや斑のあるものもあります。
茎は直立して無毛で上部に枝を出し、初夏に芳香のある径8oほどの白色で5裂する小さな花(写真右上)を咲かせます。センリョウとよく似ていますが、センリョウは枝の先端に実がつき、マンリョウは葉の下側に稲穂が垂れるようにつきます(写真左と右中央)。果実は晩秋に赤く熟しますが、この赤い実は翌年の初夏まで落ちずに付いているので観賞期間が長く、また濃緑葉との対比が美しいのも魅力のひとつです。
マンリョウは古くから栽培され、センリョウ同様にお金の名を持つので、商売繁盛の縁起木として人気があり、お正月の床飾りになどに用いられてきました。またマンリョウには赤い実のほか、白い実の「シロミノマンリョウ」(写真右下)や、黄色の「キミノマンリョウ」もあります。樹高は30〜100cm。開花期は7〜8月頃で果実期は10〜翌2月頃です。
属名の「アルディシア(Ardisia)」は、ラテン語の「ardis(槍先)」という意味で、雄しべの葯の形からといわれます。和名のマンリョウは、センリョウより実が美しく勝るものとして「マンリョウ(万両)」と名づけられました。別名は「ヤブタチバナ(藪橘)」。英名は「Coralberry(コーラルベリー)」です。 |
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...........花の栽培.........
強い日射しや乾燥を嫌いますので、一年を通じて直射日光の当たらず、冬は陽だまり夏は半日陰になる場所が適しています。0℃前後の低温には耐えますが、霜や寒風は避けます。
水はけのよい腐植質に富んだ土で、植え付けは5月〜9月、または10月中旬頃が適期です。枝分かれせずまっすぐに伸びていくのであまり剪定の必要はありませんが、高く伸びすぎた茎は切り戻して低く仕立てます。
鉢植えの場合の植え替えは、2〜3年に1回を目安に、5月頃水はけのよい土に植え替えます。繁殖はタネまきまたは挿し木で殖やします。 |
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