〜 3月11日の花 フリチラリア(瓔珞百合) 〜
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フリチラリア ペルシカ |
フリチラリア インペリアス |
フリチラリア メレアグリス |
花言葉 |
才能・人を喜ばせる・王の威厳・天上の愛・型にはまった愛 |
別名 |
ヨウラクユリ・クラウンインペリアル |
科・属名 |
ユリ科・フリチラリア(バイモ)属 |
原産地 |
イラン・ヒマラヤ原産 |
状態 |
球根類・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
フリチラリアはイラン、トルコ、アフガニスタン、パキスタン、カシミール原産の多年草です。北半球の温帯に70〜80種が分布し、日本のクロユリ(写真右上)や中国産のバイモユリ(写真右下)も同じ種類のフリチラリア属に含まれています。花色は品種により様々ですが、黄・オレンジ・白・緑・紫などがあります。
一般にフリチラリアと呼ばれているのは『フリチラリア インペリアス「Fritillaria.imperialis」(写真左、右中央)』で、一度見たら印象に残るほど珍しい草姿で圧倒されます。太い茎を直立させ、広披針形の葉を30〜40枚を密生させます。その中から1m以上もある花茎を伸ばし、茎頭部にも花を覆うように小形の葉を房状につけ、その下に6〜10輪もある鐘形の花を下向きに咲かせます。茎の途中には葉がありません。こちらの花色はオレンジ色と黄色が主流です。草丈は20〜100cm。開花期は3〜5月で鉢の市販期は3〜4月、球根は9〜10月頃です。
『F・ペルシカ「Fritillaria.persica」(写真上段左)』は、花茎1mの先に12〜30輪ほどのクロユリのような花を咲かせます。また『F・メレアグリス「Fritillaria.meleagris」(写真上段右)』は市松模様の花を咲かせ、ヨーロッパで人気の品種です。
属名の「フリチラリア(Fritillaria)」はラテン語の「fritillus(サイコロ箱、チェッカー盤)」という意で、花の模様や形によるとされます。和名は下向きに咲く花姿が仏具の飾りである瓔珞に似ていることから「ヨウラクユリ(瓔珞百合)」です。英名は王冠のような花姿から『Crown imperial「クラウン インペリアル」(皇帝の王冠)』と呼ばれます。 |
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...........花の栽培.........
10月頃、水はけのよい土に植えつけます。大形種は株間20pで覆土が6p、小形種は株間5〜8pで覆土が3pくらいとします。花が終わるまでは表土が乾いたらたっぷりと水やりし、夏場は枯れ草などを敷き、マルチングで乾燥を防ぎます。
花後は花茎を切り、葉が黄変してきたら掘り上げ、涼しい場所で乾燥させたあとバーミキュライトに埋めて秋まで保存します。 |
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