〜 6月13日の花 モクレン(紫木蓮) 〜
花言葉 |
自然への愛・恩恵・高潔な心・崇敬 |
別名 |
シモクレン・モクレンゲ |
科・属名 |
モクレン科・モクレン(マグノリア)属 |
原産地 |
中国・アジア大陸・南米北部〜北米原産 |
状態 |
落葉低木または小高木 |
...........花言葉の伝説と由来・特徴.........
モクレンは中国原産の落葉低木、または小高木です。時期ははっきりしませんが古くに鼻炎や蓄膿症などの薬用植物として日本に渡来しました。モクレンの仲間は約70種あり、庭木としてよく見かける「ホオノキ」、「タイサンボク」、「コブシ」などがあります。
モクレンは花色によって赤紫の『シモクレン「紫木蓮」(写真右4番目)』、白の『ハクモクレン「白木蓮」(写真右2番目と右下)』、赤紫と白の『サラサモクレン「更紗木蓮」(写真右上)』、モクレンとハクモクレンの交配種の『ニシキモクレン「錦木蓮」(写真左)』といった名前がつけられ、一般にはモクレンというとシモクレンを指すようです。
「シモクレン(M・リリーフロラ)」は高さ3m前後で、ハクモクレンより少し遅れて葉に先立って枝先に濃紫紅色のとても大きな花をつけます。花弁は6個で、外側の色が内側に比べて濃いのが特徴です。この園芸品種には、花色の淡い「ヒメモクレン」や、花色の濃い「カラスモクレン」があります。
「ハクモクレン(M・ヘプタペタ)」は高さが15mにもなる高木で、葉がでる前に香り高い花を咲かせ、花は香水の原料にもなります。果実は長楕円形の褐色で、秋に成熟して赤色の種子が白い糸状の柄でぶらさがります。ちなみにハクモクレンとコブシは花がとてもよく似ていますが、違いは、花の根元の葉が1枚ついているのがコブシで、何もついてないのがハクモクレンです。開花期は3〜4月、鉢の市販期は2〜4月頃です。
属名の「マグノリア(Magnolia)」は、フランスの偉大な植物学者である「ピエール・マニヨル(Pierre Magnol)」を記念してつけたとされます。英名は「Magnolia(マグノリア)」、または「Lily magnolia(リリー マグノリア)」です。
和名のモクレンは、昔は蘭に似た花が咲くので「木蘭(モクラン)」と呼んでいましたが、蘭より蓮(ハス)の花のほうがよりよく似ているため「木蓮(モクレン)」になったとされます。また漢名の木蘭の音にもとずく名だともいわれます。別名は「シモクレン(紫木蓮)」、または「モクレンゲ(木蘭華)」です。
この木蘭時代には、黄・赤・紅の混ざった木蘭色という木の皮の染料を作り、使用していたそうです。またモクレンの仲間で漢方による干したつぼみを「辛夷(シンイ)」と呼び、これは中国の古書によると日本のコブシに充てられるとされます。 |
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...........花の栽培.........
日当たりと風通しがよく、水はけのよ場所を選びます。植えつけ適期は2〜3月で、有機質肥料を元肥として入れ、少し高植えにし、ぐらつかないように支柱で支えておきます。肥料は2月と9月に粒状の化成肥料を2〜3握り株元に施します。
剪定は花が終わったらすぐに切り戻します。ただ放任しても樹形は整いますので、樹形を乱す徒長枝や混み合って枝が重なっているような枝は、つけ根から切り落とします。 |
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