〜 9月18日の花 コスモス(秋桜) 〜
花言葉 |
全般 |
乙女の真心・野生美・繊細な心・真心・調和・母の思い出・謙虚 |
別名 |
アキザクラ・オオハルシャギク |
花言葉 |
赤 |
調和・乙女の愛情 |
科・属名 |
キク科・コスモス属 |
花言葉 |
ピンク |
少女の純潔 |
原産地 |
メキシコ・アメリカ原産 |
花言葉 |
白 |
純潔・優美 |
状態 |
一年草・多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
コスモスは北アメリカ南西部(主にメキシコ)原産の一年草・多年草です。約20種あり、現在ではアジア・中央アメリカ・西インド諸島になどに広く帰化しています。コスモスがヨーロッパを経由して日本に渡来したのは明治時代の中頃で、日本の風土によく馴染み、各地の高原でよく見られるようになり、今ではすっかり身近な草花の一つとなりました。
日本人好みの花姿であったこともあり盛んに栽培され、秋を代表する花として知られています。様ざまな園芸品種がありますが、その多くは「オオハルシャギク」と「キバナコスモス」から改良されたものです。在来種は和名の「秋桜」が示すように秋に咲かせる花ですが、最近では改良形の種子を春に蒔けば2ヵ月ほどで花を咲かせる早咲き品種が増えています。
園芸用として主に流通しているものは、「C・ビピンナツス」で、細かく切れ込んだ糸のような葉をもち、茎はよく分枝し、その先端に径6〜10cmの花をつけます。色は白・ピンク・紅色・黄・オレンジと、白にピンクの縁取り「C・ピコティ(写真右上)」などがあります。花形も一重のほかに八重「C・ダブルクリック ローズボンボン(写真左)」や、花弁が筒状の「C・シーシェル(写真右下)」というコラレット咲きや、蛇の目や覆輪を呈するもの、矮性種など花色花形とも多彩です。とくに、1930年代にアメリカで作られた早咲き系の大輪で、淡紅、濃紅、白の3色揃った「センセーション(写真上段中央)」は人気品種です。
つつましさが備わった花姿は情緒があり、日本人好みではかなげですが、実際はとても生命力旺盛で丈夫な性質です。楽しみ方としては花壇やアプローチ沿いなど、広めのスペースにに群植してさまざまな配色を楽しむのに適しています。草丈は30cm〜2m。開花期は7〜11月頃で鉢の市販期は4〜10月、苗は4〜7月頃です。
属名の「コスモス(Cosmos)」はギリシャ語の「kosmos(装飾・美しい・調和)」という意味からなり、スペインのマドリッド植物園園長でもあったカバニレス神父によって命名されたとされます。一般的な由来は「美や飾り」を意味し、この属の花が美しいことから、または、コスモスは「世界・宇宙」の意であり、星々の秩序だった美しさは、この花が整然と並ぶ様子が同様に「秩序あるもの=美しい」からとされます。
種名「Bipinnatus(ビピンナタス、またはビピンナツス)」は、「bi(2つ)」と「pinnatus(羽状の)」からなり、葉が二回羽状の複葉の意とされます。和名は、秋に咲き、花の形が桜に似ているので「アキザクラ(秋桜)」、または「オオハルシャギク(大春車菊)」です。英名は宇宙の意(調和・秩序)をもつ「Cosmos(コスモス)」です。
※神奈川県平塚市にある、約2万平方メートルの河川敷に咲くコスモスの様子はこちらに掲載しています。 |
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...........花の栽培.........
日当たりと水はけさえよければどんな土質でも栽培可能です。肥料は緩行性肥料を1度施し、肥料分が多いと茎や葉ばかりが生育し開花も遅くなりますので、あとは施しません。
水やりは表土が乾いたらたっぷりと与えます。長い期間花を楽しむには、咲き終わった花は早めに花茎の根元から摘み取ります。タネまきは花壇やプランターに直まきします。
早生品種は2〜3ヵ月で開花するので、4月に蒔けば盛夏の前に花が見られ、秋咲き種は草丈が伸びすぎて倒れるのを防ぐ意味でも、6〜7月まきにすると9月下旬に丈低く開花します。 |
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