〜 9月29日の花 ランタナ(七変化) 〜
花言葉 |
厳格・合意・協力・心変わり・確かな計画性 |
別名 |
シチヘンゲ・コウオウカ・コモン ランタナ |
科・属名 |
クマツヅラ科・ランタナ属 |
原産地 |
熱帯アメリカ・亜熱帯地方原産 |
状態 |
常緑低木 |
...........花のいわれ・特徴.........
ランタナは北アメリカ〜熱帯アメリカ原産の半耐寒性常緑小低木で、日本には江戸時代に渡来しました。150種ほどあるランタナ属の1種で、品種によっては草丈が20cm〜1mを超えるものもあります。
一般的なのは低木の「ランタナ・カマラ(写真左)」と葉がランタナより小さく横に広がり花色が変わらない「コバノランタナ」のほか、矮性の園芸品種「ランタナ・ヒブリダ」があります。ランタナ・カマラは葉が対生し、卵形で硬毛があり、花は1pにも満たない小花が集まり、半球状の花序を作って開花します。花びらは4〜5つに分かれ、そうちの1つだけ大きいのが特徴(写真右2番目)です。
長期間に複雑交雑された結果、多くの園芸品種が誕生し、花色は「黄色〜オレンジ〜赤(写真左)」へと変化するもの、「黄色〜白〜ピンク」と、「白〜クリーム」に変化する種もあり、また白や黄の単色など、変化も品種によってさまざまに楽しめるようになりました。
花の少ない夏に、鮮やかな色彩の花が春から秋にかけて長い間咲き続けるので、夏の花壇や寄せ植え、鉢植えやコンテナに多く利用されています。
花後には黒く熟す果実(写真右下)が成り、小鳥が好んで食べて種子を散布するため、沖縄や熱帯地方では野生化していることもあるとされます。古くから葉を煎じ、飲用として栽培されていたともされます。開花期は5〜11月頃で鉢の市販期は3〜11月、苗は4〜11月頃です。
属名の「ランタナ(Lantana)」は、ヨーロッパ産のラテン古名「Viburnum lantana」で、花形と花序の類似から転用されたとされます。和名は1つの花房の中でつぎつぎと花色が変化するので「シチヘンゲ(七変化)」、または「コウオウカ(紅黄花)」とも呼ばれています。英名は「Common lantana(コモン・ランタナ)」です。 |
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...........花の栽培.........
直射日光を好みますので、日当たりと風通しのよい戸外で育てます。肥料は緩効性肥料を2ヵ月に1回、株の周りに施します。水切れすると葉が枯れる場合もあるので、表土が乾いたらたっぷりと水やりします。
夏はとくに注意が必要です。花後は、花のついている枝の下方の葉2枚を残し切り取ると、晩秋まで繰り返し花が咲きます。挿し木は今年伸びた枝の先を10p切り、等量の赤玉土小粒と、バーミキュライトのさし床に挿します。
ポット苗の害虫のオンシツコナラジラミがついていることもあるので、入手時に注意します。頑固な害虫なので専用の薬剤で駆除します。 |
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