〜 12月29日の花 プリムラ ジュリアン(西洋桜草) 〜
花言葉 |
永続する愛情・青春の喜びと悲しみ・若き日の躍動と輝き・運命を開く・快活 |
別名 |
セイヨウサクラソウ・プリムローズ |
科・属名 |
サクラソウ科・プリムラ(サクラソウ)属 |
原産地 |
ヨーロッパ原産 |
状態 |
一年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
プリムラ・ジュリアンはヨーロッパ原産の一年草です。プリムラには多くの種類がありますが、とくに西欧で改良されたものを西洋桜草と呼び、ポピュラーなものとしては「P・オブコニカ」、「P・マラコイデス」、「P・ポリアンサ」などがあります。
ジュリアンは早春に開花する小形プリムラで、コーカサス原産の矮性種「プリムラ・ジュリエ」に、大輪の「プリムラ・ポリアンサ」と、ヨーロッパの野生種を交配して人工的に作りだされた品種です。その両方の名の一部をとって「プリムラ・ジュリアン」と名づけられました。
ポリアンサよりコンパクトで草丈も小さく、1株からたくさんの花芽をだして次々と花を咲かせます。開花最盛期には株全体が花で覆われ、葉が見えなくなるほどです。花色も豊富で黒以外はほとんど揃い、黄花のほかに赤・赤紫・ピンク・橙・青・白・黄・複色などがあります。またジュリアンは甘い香りをもちますが、株によって雄しべの長いものと短いものがあり、雌しべの長い方がより強く香るようです。
プリムラの中でもっとも早く咲き始め、寒さにも強く厳寒期でも戸外で咲き続けます。年末から年明けにかけて色合いも華やかなため、冬の鉢花や寄せ植えの材料として人気があります。草丈は10〜30cm。花期は11〜翌4月で鉢の市販期は10〜翌3月頃です。
属名の「プリムラ(Primula)」はラテン語の「primus(最初)」というの意で、この花がほかの花に先駆けて咲くことからとされます。別名は「セイヨウサクラソウ(西洋桜草)」。英名は「Primrose(プリムローズ)」、「Julian hybrid primrose(ジュリアン ハイブリット プリムローズ)」です。
またプリムラの名の由来は、愛らしい花を「プリマドンナ」にたとえたといわれます。 |
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...........花の栽培.........
9〜10月に、赤玉土7、腐葉土3の混合土を用いて水はけよく植えつけ、霜が当たらない戸外の日だまりで栽培します。
水やりは、花に水滴がつくと灰色カビ病が発生しやすくなるので、株元から与え、また乾燥を嫌うので、表土が乾き切る前にたっぷりと与えます。生育期は月に2〜3回、液肥を施し肥料切れを防ぎ、花がらや黄変した葉はこまめに取り除きます。
初夏になったら木漏れ日が当たる程度の涼しい場所に移し、初秋に株分けをします。ただ、夏越しした株は翌年あまり良い花が咲きませんので、できれば新しい株で育てます。 |
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