〜 7月2日の花 宿根フロックス(草夾竹桃・花魁草) 〜
花言葉 |
温和・合意の関係・不活発・同意・協調・一致・あなたを喜ばせようとすること |
別名 |
オイランソウ・クサキョウチクトウ・フロックス パニクラタ |
科・属名 |
ハナシノブ科・フロックス属 |
原産地 |
北アメリカ原産 |
状態 |
多年草 |
...........花のいわれ・特徴.........
宿根フロックスはアメリカのニューヨークからジョージア原産の多年草です。日本に輸入されたのは明治時代です。約60種からなるフロックス属のうち、いくつかの多年草を総称して宿根フロックスと呼びます。
日本で栽培されるフロックスは3種で、一年草タイプのフロックス「F・ドラモンディ(キキョウナデシコ)」、宿根草で、草丈が長く直立する『F・パニクラタ「パニキュラータ」(写真左)』、花穂が細長い「F・マクラタ」などです。また地面を這うように咲く『シバザクラ「芝桜」(F・スプラータ)』もフロックスの一種です。なかでも代表的なのがこの宿根フロックスと呼ばれる「フロックス・パニクラタ(クサキョウチクトウ)」です。
直立した茎は70〜100pほどになり、茎の先に2cmほどの数個の花をピラミット状に、鮮やかで香りのよい花を咲かせます。花色は淡紅色、赤、紫紅、ピンク・オレンジ・白・覆輪などがあります。ほかに、ほふく性のストロニフェラ種(写真右上)などがありますが、どの種も強健で育てやすい植物です。切り花や花材としてよく利用されています。開花期は6〜9月で鉢の市販期は5〜9月、苗は3〜5月頃です。画像は「F・ペパーミントツイスト(写真右3番目)」です。
属名「フロックス(Phlox)」は、ギリシア語の「phlox、またはphlogos(炎)」で、この花の炎のような花色を連想させることにちなみます。名前の由来は諸説あり、華やかに咲く様子を花魁(おいらん)の姿に見立てた、または花魁がつける白粉(おしろい)を思わせる花の香りの連想から「オイランソウ(花魁草)」と呼ばれ、あるいは葉が夾竹桃に似ているから「クサキョウチクトウ(草夾竹桃)」とも呼ばれています。
英名は「Fall phlox(フォール フロックス)」、「 Perennial phlox(パレニアル フロックス)」、または「Summer Perennial phlox(サマー パレニアル フロックス)」です。 |
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...........花の栽培.........
丈夫で花期が長いので夏咲き宿根草の代表格ともいえます。高温多湿や排水不良による蒸れに弱く、ウドンコ病やシラキヌ病の被害も多くなります。
込み過ぎないよう注意して水はけのよい肥沃な土に植え、風通しをよくしておきます。元肥のほか、開花中には追肥も行います。開化後は茎を残して花のところだけを切り取りれば、脇芽が伸びてまた花が咲きます。 |
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